横浜市の帯状疱疹ワクチン助成制度(2025年度~)

概要
横浜市では、2025年度(令和7年度)から帯状疱疹ワクチンの接種費用助成制度が新設されます。これは国が帯状疱疹ワクチンを定期接種に位置付けたことを受けての措置で、対象者の自己負担額が半額程度に抑えられます。低所得世帯などには自己負担ゼロの免除制度も設けられます。


対象者

  • 横浜市内に住民登録がある方で、以下のいずれかに該当する方。

区分 対象となる方(2025年度)
年度内に65歳を迎える方(昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生まれ)
60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に1級相当の障害がある方
経過措置として、年度内に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方(2025年度に限り100歳以上の方も対象)
  • 対象者には6月下旬頃に横浜市から個別通知(予診票含む)が郵送されます。


助成内容・自己負担額

  • 生ワクチン(ビゲン):自己負担4,000円。

  • 組み換えワクチン(シングリックス):自己負担10,000円/回(2回接種が必要)。

  • 生活保護世帯・非課税世帯などは費用免除(自己負担ゼロ)。

  • 他の高齢者向け定期接種(肺炎球菌ワクチン等)と同様、費用の半額程度が助成されます。


実施時期

  • 実施期間:2025年7月1日~2026年3月31日

  • 案内通知:6月下旬に対象者へ郵送

  • 接種開始:7月頃から接種可能予定


接種方法・ワクチンの種類

  • 接種できるワクチンは「生ワクチン」と「組み換えワクチン(不活化ワクチン)」の2種類

  • どちらか1種類を選択して接種

  • それぞれ接種回数や効果、副反応などが異なるため、医師と相談の上で選択


申し込み・予約

  • 対象者には予診票が送付されるため、これを持参して当院でご予約ください。

  • 事前予約が必要


注意点

  • 対象年齢や対象期間が年度ごとに異なるため、希望する方は案内をよく確認し、対象期間を逃さないよう注意が必要。


まとめ

横浜市の帯状疱疹ワクチン助成制度は、2025年度から原則65歳の方を中心に、自己負担額を大幅に軽減して実施されます。経過措置により、他の年齢層も対象となる場合があり、低所得世帯は費用免除です。

対象者の封筒が届いたら、当院までご相談ください。

東戸塚メディカルクリニック