睡眠時無呼吸症候群

いびきが大きく、しかもその途中で時々呼吸が止まる――
ご家族などから、そんな指摘をされたりはしていませんか?そんなケースでは、睡眠時無呼吸症候群(SAS:sleep apnea syndrome)が疑われます。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に呼吸停止、または低呼吸を起こす病気のことです。睡眠中に呼吸が止まり、十分な睡眠が得られないことによって日中の眠気を催します。
睡眠時無呼吸症候群では、主に下記のような症状がみられます。

こんな症状のかたはご相談ください

  • 朝の頭痛
  • のどの渇き
  • 疲れが取れない
  • いびき
  • 夜トイレに起きる
  • 血圧が高い
  • 昼間の眠気

睡眠時無呼吸症候群を放置しない

心筋梗塞・認知症・糖尿病・動脈硬化・交通事故・脳卒中・ED・うつ病などのリスクが高くなります。
米国の調査ではSAS患者の交通事故発生率は通常の人の約7倍、重症SAS患者の死亡率は約4倍、脳卒中・心筋梗塞発症率は約5倍にのぼると報告されています。

簡易検査

上記のような症状に心当たりのある患者様には、SASの「簡易検査」をお勧めしております。お貸し出しした専用機器を使って、ご自宅で検査を行っていただき、当院で解析結果をお渡し、説明いたします。SASの診断、および症状の程度を測定するための検査です。 口と鼻に呼吸センサーを、指に血中酸素濃度を調べるセンサーを取り付けて一晩就寝していただき、時間当たりに10秒以上の無呼吸・低呼吸が何回生じるか、また同時に血中酸素濃度の低下が起こっているかどうかを調べます。

精密検査

簡易検査で睡眠時無呼吸はあるが、CPAP療法の適応になるかどうかを判定するもう少し精密な検査です。簡易検査に加えて脳波なども測定します。この精密検査も自宅で受けることが可能となりました。

CPAP療法による治療

治療の主流は、「CPAP療法」という方法です。
睡眠時無呼吸症候群は8年間放置すると、なんと死亡率が約37%になるという報告もあり、繰り返しになりますが、軽視すると怖い病気です。

しかしCPAP療法※などできちんと治療すれば、健常人とほとんど生存率は変わらないと考えられています。
家族や友人から、睡眠中の大いびきや呼吸の一時的停止を指摘されたことは無いでしょうか。もしあるとしたら、睡眠時無呼吸症候群の可能性が疑われるので、専門医への受診をお勧めいたします。

※CPAP療法(Continuous Positive Airway Pressure=経鼻的持続陽圧呼吸療法、通称シーパップ)
鼻に装着したマスクから圧力を加えた空気を送り込むことによって、ある一定の圧力を気道にかけ、気道の閉塞を取り除く治療法です。
中等症から重症の患者様にとても効果的で、今や睡眠時無呼吸症候群の最も重要な治療法となっています。

乳児湿疹

生後数か月過ぎると、上記の皮脂分泌がなくなるために赤ちゃんの肌は乾燥気味になります。
特に口まわりが乾燥しやすくなります。
ひどくなるとカサカサして皮膚が剥けてしまうこともあります。対策は保湿をしっかり行うことです。
繊細な赤ちゃんの肌は、肌着等とこすれることでより乾燥が進みます。肌着は柔らかい綿のものがおすすめです。
入浴は熱いお湯を避けてぬるま湯を使うようにしましょう。入浴後はワセリン等の保湿剤をしっかりと塗りましょう。

お身体の不調を感じたら
東戸塚メディカルクリニックまでお越しください

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※土曜9:00~12:00 / 15:00~17:00
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